歯を失った時の治療法、それぞれの特徴
歯を失ってしまうと物が噛みにくくなったり、食べ物が挟まりやすくなったり、噛み合わせのバランスが悪くなったりしてしまい、お口の中だけではなく全身にまで影響を及ぼしてしまうため、治療をして噛めるようにしてあげなければなりません。
歯を失ってしまった場合の治療法としましては以下の治療法が挙げられます。
1.入れ歯
メリット
- 比較的短期間で作製することができる
デメリット
- かみにくい
- 金属のバネが見えて見た目があまりよくない
- 違和感が強い
- 歯がない部分の顎の骨がやせてきてしまう
- 取り外しが必要になってくる
- 健康な歯を削らなくてはいけない場合がある
2.ブリッジ
メリット
- 比較的短期間で作製することができる
デメリット
- 両隣の歯を大きく削らなければならないので歯の寿命が短くなってしまう
- 歯がないダミーの部分の清掃が難しい
- 歯がない部分の顎の骨がやせてきてしまう
3.インプラント
メリット
- 健康な歯を削らなくてもいい
- 天然歯を同じように噛むことができる
- 顎の骨がやせるのを防ぐことができる
- メンテナンスをきちんと行えば長期間にわたって維持できる
デメリット
- 簡単な手術が必要
- 健康保険適用外
インプラントとは
歯を失ってしまった部分の骨に生体親和性の高いチタン製の人工の歯根を埋め込み、歯を作る治療です。インプラントは50年以上にわたり、研究・開発されている技術です。それに伴い、治療成績も向上しており、条件にもよりますが近年では90%以上となっております。
当院で使用するインプラントの種類
現在国内ではインプラント治療の必要性、有益性を多くの歯科医師が感じており、様々な種類のインプラントが販売されています。
当院では世界で1000万本以上の治療実績のあるストローマンインプラントを使用しております。
ストローマンインプラントはグローバルな非営利学術組織であるITIと協力しており、学術的に裏付けのある製品として非常に信頼できるインプラントです。
ストローマンインプラントとは?そのメリット
インプラントは種類が変わるとネジ一つとっても形が変わってしまうため、トラブルに対して対応できなくなってしまうことがあります。
しかし、ストローマンインプラントは世界中で最も多く使用されているインプラントです。
そのためお引越しなどでかかりつけの歯科医院を変更せざるをえない状況でもインプラントのトラブルにしっかり対処していただける可能性が高いです。
インプラントの流れ
基本的には以下の様な流れとなります。
- 診査、診断
インプラント治療は人工物を体内に埋め込むため、長く機能させるために術前の診断と治療計画が非常に重要になります。 - CT撮影
正確な画像撮影・診断により、よりよいインプラント治療が可能となります。 - 一次手術
インプラント体を埋入します。 - 二次手術
インプラント体と骨が結合した後、インプラントの上部構造を装着するための準備をします。 - 仮歯装着
仮の歯を使用していただき、清掃しやすいか、違和感がないかなどをチェックします - 最終補綴物装着
歯で特にトラブルがなければ最終的なかぶせものを装着します。
インプラントの費用
保険外診療となります。
インプラント1本あたりにつき400,000円〜420,000円(税別)
※GBR、サイナスリフトなどの骨造成が必要な場合、上記に加えて80,000円〜200,000円(税別)が別途必要となります。
副作用とリスク
・術後腫れ・痛み・痺れが起きる可能性がある(ほとんどの場合は1週間程度で落ち着いてきます)
・治療には、インプラント手術が必要になります。