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小児歯科(子供・赤ちゃんの虫歯や矯正など)

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まず大前提に「虫歯を作らない」ことが重要

小児の歯科治療は大人の歯が小さくなった歯を治療するという単純なものではなく小児ならではのポイントがいくつかあります。

予防

ortho_img2まず大前提に「虫歯を作らない」ことが重要になります。虫歯を作らないためには以下のポイントに注意しましょう。

虫歯になりやすい部位

虫歯になりやすい場所は決まっています。
1〜2歳 上の前歯と前歯の間
2〜3歳 奥歯の溝
3〜5歳 奥歯の歯と歯の間
6歳〜  永久歯の溝、永久歯と乳歯の間

おすすめの対応

どれも単純に「汚れが溜まりやすい場所」です。年齢に応じて虫歯になりやすい場所は念入りに仕上げ磨きをしましょう。また、以下の様なこともおすすめです。

シーラント
奥歯の溝が深い場合は「シーラント」といってフッ素入りの材料で汚れが溜まりやすい歯の溝を埋める処置も行います。

フッ素
フッ素には虫歯菌の抑制と歯の強化をする予防には欠かせないものです。定期的に塗布することが大事です。

乳歯が抜けたら・・・

歯並びのチェックをしたり、隣の永久歯の側面が虫歯になっていないかチェックしましょう。もし虫歯になっているようであれば大人の歯が生えきると治療がしにくくなってしまいますのでお早めにご相談ください。

食生活の改善も重要です

child_img虫歯は磨き残しの汚れ(プラーク)の中に入る細菌が出す酸によって歯が溶けてしまう病気です。ブラッシングと同様に食事の頻度、内容といった食生活も改善する必要があります。

ステファンカーブ
ステファンカーブとは、お口の中のPH濃度を、飲食後から測定したグラフ曲線です。食事をするとお口の中が酸性に傾き、ある一定のPHを下回ると歯が溶けやすい環境になります。(脱灰)その後、唾液の作用によりPHがアルカリに傾いて元の環境に戻ります。

食事の頻度による口腔内のPHの変化
食事の回数が多いと口腔内のPHが低い(歯が溶けやすい)状態が長く続くため、虫歯になりやすくなります。虫歯になりにくくするためには食事の頻度を減らし、PHが元に戻る時間を作ってあげることが大事です。

虫歯になりやすい食べ物
チョコレート、ケーキ、クッキー、キャラメル、あめ、乳酸菌飲料ジュースなど一般的に甘くてお口の中に長く留まりやすいものが虫歯になりやすい食べ物です。

子供の歯の矯正について

歯並び、噛み合わせが悪い状態は「不正咬合」といいますが、不正咬合にはいくつか種類があります。

叢生(そうせい)
歯並びが重なってしまっている状態です。汚れが残りやすく、ブラッシングも難しいため、虫歯になりやすいです。

開咬(かいこう)
噛み合わせた時に奥歯のみしか噛んでおらず、前歯が噛んでいない状態です。奥歯の負担が強くなるため、将来的に奥歯にトラブルを抱えてしまうことが多いです。

下顎前突、上顎前突(ががくぜんとつ、じょうがくぜんとつ)
下あご、もしくは上あごが出てしまっている状態です。骨格的なものと歯の傾きによるもの、もしくは両方が関与している場合があります。

不正咬合は見た目だけではなく将来的な虫歯、歯周病のリスクにも大きく関わってくるため、小児の内に矯正治療を開始しておくことが理想的です。

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